昔からの家族の一員、ペットたち。
そこに新しい家族として赤ちゃんがやってきたら?
周りの人から、ペットを手放せと言われませんか?
ちばわんを卒業した犬猫たちも、そんな問題に何度も直面しています。
赤ちゃんとちばわんを卒業した犬猫が一緒に暮らすご家庭から、体験談をいただいたので掲載します。
「猫と赤ちゃん」2009,10,19, Hさんより
現在私は、ちばわん出身の4才の兄妹猫(ユースケ・こはる)と2才の娘と旦那と暮らしています。
妊娠から今までの事を書いてみました。よかったら読んでみて下さい。参考になりましたら幸いです(^-^)
妊娠中について
私は子供を育てるなら、動物のいる環境で育てたい!と以前より考えていました。自分自身、幼い時から犬や猫や鳥などがいる環境で育ったのもありますし、子供にとっても、良い影響や学ぶ事をたくさん与えられるだろうと思ったからです。最近のお子さんの中にはペットショップや牧場を、臭い!と言って嫌う子がいるそうです。なんだか、哀しいですよね。そんな子にしたくない!!です…。
妊娠中、もっとも心配されるのは「トキソプラズマ」の事ではないでしょうか。人畜共通の感染病で猫のフン中に病原体が存在するため、妊娠したら猫は手放した方がいいと言われてしまいます。もちろん私も心配はありましたので、ネットなので正しい知識を得る事にしました。すると・・・
「トキソプラズマを排出しているのはネコの1~2%程度に過ぎない。ネコと触れるだけで感染するわけではなく、通常の飼い猫であれば感染源としてはそれほど重要ではない。」
「もし飼い猫が外出せずかつ生肉を食べないのであれば、飼い猫から感染することはまずあり得ない。ゴム手袋などを着用して飼い猫のトイレを毎日清潔に保ち、さらに適宜ゴム手袋を消毒すれば良い。ただしどこで食事をしているかわからないようなネコは、近づけない方が感染の可能性を減らせるだろう。」
フリー百科事典:ウィキペディア「トキソプラズマ症」より抜粋しました。
室内飼いの飼い猫なら安心していただけると思います。それでもやはり不安は残ると思います。私もそうでしたから。なので念のため、フンの始末はできるだけ主人にお願いし、自分で処理した後はしっかり手洗い、という基本的な事ですが気をつけました。あとはそれまでとかわらずの生活です。逆に悪阻でツライ時に寄り添ってくれたり、大きいお腹を枕にして寝ている姿には本当に癒されました!我が家の胎教は猫達の鳴き声でした。
出産~自家帰省中について
私は猫達が心配だったので、出産ぎりぎりまで自宅に、退院後は初めての出産なので車で一時間の実家で過ごす事にしました。 いざ陣痛がきて病院へ行く時、しばらく猫達に会えなくなる寂しさと不安で、恥ずかしながら少し泣いてしまいました。 私が実家にいる約一ヶ月は主人が大活躍してくれました!といっても、猫は散歩もありませんし、我が家は仲の良い二匹なので勝手に遊んでますし、水!ご飯!トイレ!の三つだけのお世話ですみます。夜は主人含め三匹仲良く寝ていたようです…。 主人に電話するたびに水!ご飯!トイレ!と連呼していました。
猫と赤ちゃん、ご対面。
いよいよ一ヶ月ぶりに赤ちゃんを連れて自宅へ。猫と赤ちゃんのご対面。猫達は最初はなんだ、なんだ?!変なのつれてきたぞ?という感じでしたが、赤ちゃんの臭いを確認して、その後は各寝床へと戻っていきました。本当それだけっ?!というあっけない対面でした。よく、赤ちゃんはミルクの臭いがするから猫は危ない等といいますが、我が家の場合その後も臭いを確認するだけで手を出すことはありませんでした。
何かで読んだのですが、猫にも「赤ちゃんは未熟な物、守らなくてはいけない物」と認識する母性があり、それは人間の赤ちゃんにもあてはまるので、害することはしないのだそうです。確かにメスのこはるの方がオスのユースケよりも赤ちゃんの近くにいることが多かったです。今でも泣いたりグズったりすると近くによってきて、すりすりしてます。あやしてるつもりなんですかね(^-^)ユースケは慣れるまでは赤ちゃんが泣くと、すごく迷惑そうにしていました(笑)
猫と赤ちゃんの共同生活
共同生活をするにあたり意識したこと、工夫したことです。
- 我が家の1部屋を赤ちゃん部屋として、猫達は入室禁止としました。夜寝る時や昼寝、赤ちゃん用品、洋服などはすべてこの部屋。寝返りごろまではおもちゃもこの部屋からは出しませんでした。今思うと、少し神経質になりすぎていたかも・・・。
- 毎日1~2回は掃除機かモップかけをする。最近は1回ですが・・・。・ハイハイが始まったころから、猫トイレのある場所に行けないように入り口に赤ちゃんフェンスを設置。これは猫砂の飛び散りにも効果的でした。
- 1歳ごろまでは猫が起きている時は、猫と赤ちゃんだけにしない。家事などで目を離す時は、猫達には申し訳なかったですが、部屋から出て行ってもらいました。
- 猫の爪は切る。
- 猫達にストレスがたまらないように、適度に遊ぶ。猫達が遊んでいるのを見て赤ちゃんも大喜びですよ!猫じゃらしを娘に持たせたら、猫も子供も大興奮!!
- 抜け毛がたまらないようにカーペットは使わない。
確かに、赤ちゃんと猫のお世話をすることは、手間もかかりますし神経も使うことがあります。私も、何度もいらいらすることがありました。でも楽しいこと、癒されることもたくさんあります。先日、娘がユースケに抱きつき、「あったかーい」とうれしそうに言いました。命の温かさ、ぬくもりを感じながら育っていることを実感でき、とてもうれしくなりました。
娘は動物好きに育ってくれています。猫達を普段から「いいこ、いいこ」となでていますから、(興奮してバシバシたたいたり毛をむしったり、しっぽをつかんだりもしますが・・・)他の動物にもやさしく接することができます。動物園などの子供広場などにいるヤギや羊、ロバなども怖がることなく自ら進んで触りにいきうれしそうにしています。そんな姿を見ると、ユースケとこはるがいてくれて本当によかったと思います。
単なる偶然だとは思いますが、ユースケとこはるが我が家の家族となった日と、娘の誕生日が同じ日なんですよ!!
赤ちゃんができたから猫をどうしよう・・・と悩んでいる方。
ぜひネットでいろいろ検索して調べてみてください。
たくさんの方が猫と赤ちゃんの共同生活をされていて、とても参考になりますよ。一緒にがんばりましょう!
ちばわん卒業生のいぬ親さん・ねこ親さんで、赤ちゃんとの暮らしを経験された方へ
ぜひ体験談を聞かせてください。短くても、写真がなくても構いません。
担当した預かりボランティアまで、ご連絡をお待ちしています。
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