ちばわんは、一貫してこのゆるぎない信念を基に活動しています。
2002 年、素人集団でありながらも、活動開始のきっかけとなった多頭飼育現場で目にした光景が、その間違いのない事実を明確に物語っていたからでしょうか。
元々は、飼育放棄された犬たちを助ける目的であった自称飼い主のもと、どんどん産まれては次々と病気に罹り、そして亡くなっていく犬たち。
何の罪もないのに、苦しんで命を落とすためだけに産まれて来たたくさんの命がそこにはありました。
今思えば、まるでこの国の縮図を現わしていたかのように思えます。
現在の日本では、犬猫を終生責任もって飼育できる人間の数に比して、犬猫の頭数があまりにも過剰なのです。
欧米先進国では、一般の飼い主の間でも不妊・去勢手術を施すのが当然のことと考えられているのに、日本ではまだまだそうなっていません。
日本が動物愛護に関して後進国と言われている理由は、それが最も大きな原因と言っても過言ではありません。
もちろん、ドイツでもノルウェーでも、不妊・去勢は動物愛護の観点から日常的に行われています。
法律で禁止などされてはいません。
不妊・去勢手術をすることによって、ほとんどの場合は飼い易い性格になります。
発情等によるストレスが大幅に軽減されるからです。
病気の発生リスクも低下します。
人間社会で暮らしている犬猫はすでに「自然のまま」ではなく、生殖機能だけをそのままにすることで歪が生じるのです。
日本は震災が多い国です。
私たちは 311 以降に飼い主と離れ離れになった犬猫を多く見てきました。
福島でも、不妊・去勢手術があまり浸透していませんでした。
そのことが災いし、二次被害と言っても過言ではない“大繁殖”が起きました。
厳しい環境の中、自力で生きることを突然強いられた元飼い犬・飼い猫が、我が身以外に子供まで守るという過酷な状況に陥ったのです。
これは、不妊・去勢手術を行うという飼い主の賢明な行動ひとつだけで防げたことでした。
愛犬・愛猫のことを真に大切に思うのであれば、不妊・去勢手術は絶対に行ってください。
愛する家族だからこそ、不妊・去勢手術をする。
こう言える人の数がこの日本でももっと増えていけば、本当の意味での殺処分ゼロ実現も夢ではない。
ちばわんは、このように考えています。
不妊・去勢手術を必須のものとする考え抜きでは、
動物保護活動はあり得ません。
2017.1.25 ちばわん 代表 扇田 桂代
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