
No3775 整(なり)ねこ親さん募集中→プロフィールはこちら
【保護の経緯】
2023年9月末、整(なり)は負傷猫として愛護センターに収容されました。

頭部を強く打ったようで、左目は突出し、右目も見えているかどうかわからない状態でした。下顎もズレており、全身状態は非常に悪かったそうです。
愛護センターでは、補液や抗生剤の投与など、できる限りの処置を行ってくださいましたが、生き続けることが難しいかもしれないと思われるほど、厳しい状態でした。
それでも意識はあり、カテーテルによる強制給餌を続けながら、命をつないでくださいました。
【引き出しと初期の状態】
その後、ちばわんでの引き出しが決まり、2023年10月10日、入院していた病院へ迎えに行きました。
残念ながら突出していた左目は入院中に破裂し、右目も完全に失明していましたが、流動食を口の脇から入れると、一生懸命に食べていたそうです。
整は欠落した左目だけでなく、右目からも大量の目ヤニが出ており、鼻水も常に出ていました。
痛みを与えないよう慎重に対応しながら汚れを拭き取っていましたが、口元を触られることをとても嫌がっていました。

【診断結果と治療方針】
その後の診察で、ズレていた下顎は中央で完全に骨折していることが分かりました。
下顎が右にズレていることから、左側から強い衝撃を受けたものと考えられます。

骨折については、痩せ過ぎと体力低下によりすぐの手術は難しく、まずは体重を増やすことが最優先となりました。
【回復の経過】
移動当初の整は、ぐったりとしたまま、ほとんどの時間を眠って過ごしていました。

しかし次第に気力が戻り、手足を伸ばして眠る姿が見られるようになりました。

【嬉しい誤算】
その後も体重はなかなか増えませんでしたが、体力は回復してきたため、手術が可能な状態になりました。
ところがその際、嬉しい誤算が起きました。
頭部を強打し、視力を失い、骨折もしていた整は、動き回ることができず、一日のほとんどをベッドの上で過ごしていました。
その際、横向きになることはほとんどなく、うつ伏せの状態で顎をベッドに乗せる姿勢で眠ることが多くありました。
この姿勢が偶然にもギプスのような役割を果たしていたようで、手術前に撮影したレントゲン写真には、折れていた骨同士が元の位置に戻り、治癒が始まっている様子が確認できました。
そのため、下顎の骨折手術は行わず、経過を見守ることとなりました。
【追加処置と術後経過】
後日、顎のズレにより下顎の犬歯が上顎に当たるようになったため、去勢手術の際に犬歯を削る処置を行いました。
結果的に、整は自力で骨折が治っていました。
また、去勢手術と同時に左目の瞼の縫合手術も行い、左目から目ヤニが出ることはなくなりました。

【後遺症と日常ケア】
ただ、頭部を激しく打ったことによる後遺症と思われる目ヤニと鼻水は、移動当初から現在まで続いています。
目ヤニは拭き取ることができますが、鼻水は蓄膿気味で粘性があり、自力では出し切れず、すぐに鼻が詰まってしまいます。
口を開けて呼吸することができないため、鼻が詰まると、息を吸うために全身に力を入れ、苦しそうに呼吸をしていました。
【吸引器導入と支援】
その様子を知った元預かりっ子のご家族が、赤ちゃんの鼻水を吸引できる器具を送ってくださいました。
そのおかげで随分と楽になりましたが、病院受診の際には、電動の吸引器でも鼻水を吸引していただいていました。
獣医師からは、家が近ければ最低でも1日2回は通院して吸引してあげたいと言われましたが、片道1時間の通院を毎日2回行うことは現実的ではありませんでした。
電動吸引器は決して安価なものではありませんが、24時間いつでも吸引できれば整が楽になることは明らかでした。
そこで吸引器の購入についてちばわんに相談したところ、整が楽になるのであれば購入してほしいとの判断をいただき、皆さまからのご寄附を使わせていただきました。

当初は鼻が詰まりやすく、1日に何度も吸引を行っていましたが、次第に吸引器の出番は減り、使わない日も増えてきました。
無理に呼吸をしなくてよくなったことで、余計な体力を使わずに済むようになり、それが整の回復を大きく支えてくれたのではないかと思います。

【食事と日常の様子】
現在は自分でご飯を食べてくれていますが、固形物は食べないため、ドライフードを粉末にし、水でふやかしたものを食べています。
器の底に鼻を押し付けるようにして食べるため、食後は顔中がご飯で汚れてしまいます。

食後には顔を拭いていますが、今ではどこを触っても痛みのない整の顔を、思う存分拭くことができるようになりました。
【現在と感謝】
気持ち良さそうに日向ぼっこをしたり、

他の犬や猫たちと穏やかに過ごしたり、

毛繕いをしたりと、

うずくまって動かなかった頃とは見違えるような姿を見せてくれています。
整の目が見えるようになることはありませんし、今後も固形物を食べない可能性があります。
目ヤニや鼻水も、これから先ずっと続くのかもしれません。
それでも、他の子たちと変わることなく日向で手足を伸ばし、気持ち良さそうに眠る整の姿を見るたびに、たくさんの方々の優しさに守られながら、整が今、穏やかに生きていることを強く感じます。

お一人お一人には直接お伝えできませんが、この場をお借りして、少しでも感謝の気持ちをお伝えできましたら幸いです。
皆さま、本当にありがとうございます。
整が本当のご家族と出会えるその日まで、これからも食後の顔拭きを思い切りしながら、大切に見守っていきたいと思います。
最後に、鼻提灯を出しながら、ぽわんとした表情をしている自慢の預かりっ子・整の姿を、ぜひご覧ください。

整(なり)の様子は、Instagram @chibisukehahaで更新しています。
銀行振込
■ゆうちょ銀行
店番 019(ゼロイチキュウ)
当座 0156664
ちばわん
■みずほ銀行
東京中央支店(110)
普通預金 5591921
千葉ワン 担当 小林 美樹 (チバワン タントウ コバヤシ ミキ)
郵便振替
00170-1-156664
ちばわん
ご寄付下さった方はぜひこちらのフォームよりご一報下さい (お返事に3週間程お時間を頂いております)
担当:小林
X(Twitter)担当:仁田・高橋
<無断転載禁止>















