「カンナちゃんの場合」2008/5/13 up
平成19年11月、ブリーダー倒産に伴い施設からレスキューした当時推定10~15才のビーグルかんなちゃん。
その後の検査で腺管癌であることが判明。
大きな手術を乗り越えるも、癌はすでに肺にまで転移していました。
【余命半年】
この宣告を受け公表した後、現在の里親さまから申し出をいただきご縁組みとなりました。
平成20年2月、かんちゃんの病は静かに歩みを進めていますが、とても幸せそうです。
カンナと ともに
ビーグル犬カンちゃんが我が家に来てから二か月が経ちました。
全身が冷たくてゴツゴツしていましたが、今は抱くと温かいしふっくらとしてきました。
体重は10キロから300グラムふえただけです。
乾いていた鼻先も起きている時は真っ黒にびっしょりと濡れています。
余命六か月の診断は誤診!(そんな事はないのですが)では・・・・と思えるほどです。
ここで家族の紹介です。
母88歳 妻52歳 赤い首輪が似合う柴犬松太郎5歳 自営の私59歳です。
カンちゃんが一番幸せな時間は夕食の前後リビングでの一時間くらいです。
まるで少女が赤い風船を追いかけるように、跳んだり走ったり転んだり、動き回って最後は得意気にハウスへ着地、飽きる事なく繰り返します。
食事は、まぁ君の三倍速。
のろいまぁ君のフードを狙いますがガードは固く横どりは難しいようです。
たまに成功してもまぁ君は怒りません。吠えもしないし威嚇もしません。
カンちゃんの事情を言葉はなくても一番理解しているのは、まぁ君のようです。
カンちゃんは飼育を放棄されたそうです、ブリーダーさんに。
犬や猫を捨ててしまう話はよく耳にします。
倒産、家族構成の急変、飼い主の高齢化。それぞれに事情があります。
はじめから、不幸にさせるつもりの人はいないでしょう。
ですから私は、その立場の人を責める気持はあまり湧いてきません。
今、救いの手を差し出す事ができる自分たちは幸せだと感じています。
近いうちにペットショップでワンコを購入予定のかたがおりましたら是非御一考ください。
成犬は幼犬のように、眼に入れて痛くないほどは可愛くはないかもしれません。
しかしカンちゃんといっしょにいると、成犬は人間との折り合いをつけるのが上手に感じます。
夕食が終ったカンちゃんは30分も経たないうちに、上瞼と下瞼がとても仲良くなってしまいます。
体力があまりありません。精一杯生きているのです。
明日も元気に走りまわってくれます、きっと。
一日一度はカンちゃんをしっかりと抱きしめます。すると不思議と私の気持ちがやさしくなるのです。
お金や便利さや物には換算できない幸せをかんちゃんは運んできてくれました。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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